皆さんは、ダイエットのためにスポーツジムへの入会を、考えたことはありますでしょうか?
恐らく、検討されている方は、どのジムが良いかと合わせて、入会するプランについても悩まれているいるでしょう。
休日だけのホリデー会員が良いのか、遅い時間のみのナイト会員が良いのか、いつでも気の向いたときに通うことができる制限のない会員プランが良いのかと。
しかし、ジムに入会する前に、皆さんが住んでいる自治体が運営するスポーツセンターなどにも、トレーニング施設があることをご存じでしょうか?
ご存じではなかった方や、知っていても選択肢として考えていなかった方は、是非、これからの記事を参考にして頂ければと思います。
私の実体験を通して、一般のジムとのコスパの比較や、実際に自治体のトレーニング施設を利用するまでの流れ、どのように活用しているかを、ご紹介します。
目次
一般のジムとのコスパの比較
まず、私が住んでいる神奈川県某市を例に、コスパを比較していきましょう。
まず、近隣のスポーツジムの料金を調べてみました。
インターネット検索で上位表示される、5か所のジムの料金を確認します。
そうすると、会社ごとに実に様々な料金プランがありました。
年代や、月の利用頻度事に、細かく分かれていたり、パーソナルトレーナーの指導と組み合わせた少し値の張るプランもありましたが、きりがないのでここでは、代表的なものを例として挙げます。
いつでも好きなだけ利用できる制限のない会員の料金が月額6,000円~10,000円程。
夜21時以降のみ利用するナイト会員や、土日祝日のみ利用できるホリデー会員が月額5,000円~8,000円程度です。
次に、自治体運営のトレーニングルームの利用料ですが、なんと1回200円で連続して4時間利用できます。
この料金は、市内在住か市内に勤務していることが前提の料金で、市外の方は400円のようです。
どこの自治体にもあるだろうに、市外からわざわざ来る人がいるのかと一瞬考えましたが、市の境などに住んでいるともしかしたら、隣の市のトレーニングルームの方が近い人も中にはいるのかもしれません。
仮に、毎日通ったとしたら市内でも月6,000円となりますが、忙しく働く私たちの世代では、実質的に週1~3回も通えれば良い方なのではないでしょうか?
そうすると、月に5~10回程度の利用が良いところでしょうから、月の費用は1,000~2,000円とかなり安く済むことがわかりました。
比較する上でもう一つ、私が注目したのは入会金などの最初にかかる費用です。
どこのジムも内訳は若干ことなりましたが、ほとんどの所で入会金と事務手数料を合わせると6,000円程かかる計算でした。
それに対して、自治体のトレーニング施設は、初回に講習会を受けることになっていて、値段が400円。
その他は、特に事務手数料などは一切ありませんでした。
初期費用の視点からも、自治体のトレーニング施設の方がコストは安いといえるのではないでしょうか?
トレーニングジム各社が細かく料金プランを分けていたり、パーソナルトレーナーや講師を招いてプログラムを組むなど、頑張って付加価値を高めようとしていました。
もしかしたらそれは、安さでは公営の施設には敵わないと、考えているからであるかもしれません。
ですから、その他のサービスもあわせて受けたい方は別として、料金だけをシンプルに考えると私は、自治体のトレーニング施設が断然お得であると考えます。
自治体のトレーニング施設を利用するまでの流れ
私が住む、自治体では2ステップでした。
利用登録と、講習会への参加です。
利用登録
まず、利用登録はすぐにできる簡単な作業でした。
身分証を持参の上で、トレーニングセンターの窓口で紙を書いて提出すれば、すぐ終了です。
記載する項目も少なく、氏名・住所・連絡先程度ですので、記入作業は2,3分もあれば終わってしまいました。
手間も少なく、実に簡単ですね。
講習会
次に、講習会の参加ですが、これは1回あたりの定員が決まっているようで、事前予約が必要とのことでした。
しかし、詳しく聞くと月に18回開催されているため、それほど定員いっぱいにることは少ないようです。
私の場合は、利用登録をした当日に講習会の予約をして、午後の回に予約することができました。
まさにトントン拍子、想像以上にスムーズに利用までの準備が進んでいきましたので、慌てて一度自宅へ動きやすい服と、うち履きを用意するために帰宅しました。
そして、午後になり講習会の時間です。
申し込みをした窓口のある1階から、トレーニングルームのある2階にあがり、講習会の受付を済ませると、普段トレーニング前後のストレッチを行うマットの上のスペースに、他の受講者十数名と集められました。
1枚の紙が配られ、施設の定休日や駐車場に関する情報や、施設の利用方法にて聞いたうえで、ぞろぞろと職員に引き連れられマシーンの前で説明を受けます。
以外に種類が豊富で、ランニングマシーンなどの有酸素系3つと、筋力系のマシンが25種類ほどありました。
職員の方も言っていましたが、全てを説明するのは時間の関係で難しい為、間違えやすいものや、間違えた使い方をすると怪我につながりやすいものを重点的に説明してくれます。
手続き完了
そして、50分ほどが過ぎたところで最初の受付に集められて、利用者カードが配られました。
次回からはそのカードをもって、利用するとのことです。
それから講習会後は、その日に限っては追加で利用料を支払わなくても、そのままトレーニングをしていっても良いとのことでした。
講習をしてくださった職員さんもとても感じの良い方でしたし、機械の使い方も教えてくれます。
わざわざ高いお金を払わなくても、このトレーニングルームで気持ちよく継続できそうだと感じました。
トレーニング施設の実態
では、ここからは私がどのように施設を利用しているかお伝えしながら、施設の実態についてお話させて頂きます。
私は、週末にはフットサルをして有酸素運動はしていますので、基本的にはいつも筋トレ系のマシンのみの利用です。
有酸素運動系のマシン
しかし、走ったり有酸素運動をしたい方もいると思いますので、私が見た限りの情報はお伝えしておきます。
まず、有酸素運動有酸のマシンの数を見ると、ランニングマシンが8台、エアロバイクが10台と台数は豊富です。
それぞれ、連続して利用できる時間が決められていまして、皆さんしっかりとルールを守っているため、並んでいたり、マシンが埋まることはほとんどありません。
各々の運動能力に応じて、細かく負荷を設定できるようになっている為、アスリートのような引き締まった方も、背中が少し曲がったご年配の方も利用しています。
雑誌を読みながらバイクを漕ぐ方や、音楽を聴きながら走っている人もいて、皆さん気軽に運動を楽しんでいる印象でした。
筋トレ系のマシン
次に筋トレ系のマシンです。
こちらは、様々な部位の筋肉を鍛えらるように、たくさんの種類のマシンがあります。
しかし、1種類のマシンはほとんど1台ずつですので、目の前で並ぶ人はいませんが、チラチラと自分が次に使いたいマシンの状況を確認する、隠れ順番待ちの人が結構いる様子です。
ですから私は、一つのマシンを連続して使わずに、限界の回数まで自分を追い込んだら、一度離れて別のマシンを使いながら他の筋肉を鍛えるようにしています。
その為、トレーニングのメニューは、一つのマシンで集中的に行うよりも、マシンを何台か回りながらローテーションしていくような使い方が、周囲の人にも配慮できてオススメです。
ですが残念なことに、中には周囲の人が見えていない人もいて、マシンの上で携帯を触りながら休む人や、仲間と話ながらずっと場所を空けない人も中にはいます。
そのような人が多くなってしまうと、なかなか自分が思うペースでトレーニングができない為、この点に関してはデメリットと言わざる得ないでしょう。
ですから、皆さんももし利用される場合は、譲り合いの気持ちをもって、周りに配慮した利用方法で、トレーニングを楽しんでいただきたいと思います。
その他設備
トレーニングマシン以外にも、体重計や体脂肪計、より詳しい身体の部位ごとの体脂肪や骨密度なども図れる体組成計等があります。
一人暮らしの方は、家に体重計がない人も少なくないと思いますので、ちょっと嬉しいですよね?
私はいつもトレーニングの後に、体重と体脂肪計を使って、前回から数日間のダイエットの成果を確認しています。
体組成計は1回300円程かかるようですので、私は使っていませんがより詳しく健康状態に知りたい方は使ってみても良いかもしれません。
また、更衣室にはロッカーがありまして、着替えや荷物はそこに預けてトレーニングを行います。
私が利用しているところは、昔ながらの10円玉を入れて使うロッカーです。
お金は最後に帰ってくるのですが、最初は10円玉を必ず用意しておかなくてはならないことが少し面倒に感じていました。
しかし、初めて10円玉を忘れたときにダメもとで聞いてみましたら、お金を両替してくれましたので、次からは安心して小銭に事は気にせず利用することができたのです。
忘れ物で言えば、年に数回私は靴を忘れて、施設の駐車場についてから気づくことがあります。
ですが、その時も安心です。
100円でうち履きをレンタルしてくれるサービスもあります。
最近では、ロッカーを月契約できるサービスも始めたようで、靴をロッカーに予め預けて、手ぶらで来ることもできるようになりました。
かなり、ユーザーにとって便利なサービスが行われています。
お住いの地域や施設にもよるとは思いますが、最近の公的サービスはいわゆるお役所仕事ではなく、利用者目線にたったサービスがされるようになってきているのかもしれません。
皆さんも折角、税金を納めてお住いの地域に貢献しているわけですから是非、お住いの地域の公的なトレーニング施設の利用を考えてみてはいかがでしょうか?