松風病院で事件発生【精神科患者で容疑者の顔画像やプロフィール、病院の情報、緊急時対応マニュアルについてご紹介】

8月9日18時前、愛媛県四国中央市の松風病院で入院患者が男性看護師と警察官の計4人を刃物で切り付ける事件が発生

病院で患者が巻き起こしたショッキングな事件です。

事件概要、容疑者の顔画像やプロフィール、松風病院の情報、精神科ではよくあることなのか?という検証、松風病院の緊急時対応マニュアルについて、世間の声をみていきましょう。

 

事件概要

事件概要はこちらです。

愛媛県四国中央市の病院などで、男性看護師3人と警察官1人の合わせて4人が切りつけられるなどしました。警察は入院患者の男を現行犯逮捕しています。

 9日午後6時前、愛媛県四国中央市の松風病院で、入院患者の45歳の男が刃渡りおよそ10センチのナイフで男性看護師を刺した後、廊下のガラスを割って逃走しました。さらに、男は病院の敷地内で別の男性看護師2人を刺した後、およそ1キロ離れた路上で駆けつけた警察官1人を切りつけたとして、公務執行妨害などの疑いで現行犯逮捕されました。けがをした4人は、いずれも命に別状はないもようです。

病院で起きたショッキングな事件です。

不詳者の命に別条がなかったことは不幸中の幸いですが、容疑者がどのような人物であったのか顔画像やプロフィールを見てみましょう。

 

容疑者の顔画像やプロフィール

容疑者の顔画像やプロフィールはまだ公表されていません。

事件の大きさを考えると、情報が公開されてもおかしくありませんが、容疑者の家族への配慮かもしくは容疑者に責任能力がない可能性があるなどの理由で慎重な対応を取っていることもあり得るでしょう。

続報が入り次第、ご紹介させて頂きます。

 

松風病院の情報

松風病院の情報について、まずは地図からご紹介します。

 

予讃線の伊予土居駅から徒歩圏内、国道11号沿いの利便性の高い立地です。

そして、病院の特徴は次の通り。

病 院 名 松風病院
所 在 地 〒799-0712  愛媛県四国中央市土居町入野970番地
電 話 番 号 0896-74-2001
FAX番号 0896-74-8166
代 表 者 医療法人 誓生会 理事長 山内 紀子
管 理 者 院 長 森野 日出緒
設立年月日 1966年7月1日
資 本 金 1500万円
従 業 員 数
 210名
 
常勤医師 6名/ 非常勤医師 12名 / 薬剤師 3名/調剤助手 1名
看護師 68名 / 准看護師 17名 / 看護補助者 38名
理学療法士 1名 / 作業療法士 6名 / リハ助手1名
精神保健福祉士 5名 / 保健師 1名 / 公認心理師 4名
臨床検査技師 2名 / 診療放射線技師 2名 
管理栄養士 4名 / 調理師 16名 / 洗浄パート 7名
事務員 15名 / 施設管理 1名
 
 2019年4月1日現在
診 療 科 目
・内科
・精神科
・神経科
病 床 数
● 精神病床204床
(南A病棟45床、南B病棟46床、東2階病棟55床、東3階病棟58床)
 
● 療養病床 45床(介護療養型医療施設 23床、医療療養病床 22床)
 
● 総計249床
入院基本料・加算/介護報酬区分
【入院基本料】
南A病棟 (45床):精神病棟13:1入院基本料
南B病棟 (46床):精神療養病棟入院料
東2階病棟(55床)  :認知症治療病棟入院料1
東3階病棟(58床):精神療養病棟入院料
東4階病棟(45床):療養病棟入院料1(22床)
           介護療養型医療施設サービス費(療養機能強化型A・23床)
 
【加算】
看護補助加算2
精神科隔離室管理加算
精神科措置入院診療加算
療養病棟療養環境加算1
精神科身体合併症管理加算
重度アルコール依存症入院医療管理加算
感染防止対策加算2
 
【特掲診療料】
認知療法・認知行動療法1
精神科デイ・ケア(大規模なもの)
精神科作業療法
医療保護入院等診療料
治療抵抗性統合失調症治療指導管理料
 
【入院時食事療法】
入院時食事療法(Ⅰ)
入院時生活療法(Ⅰ)
特別食加算
食堂加算 
 
 2019年5月1日現在
救   急 救急指定:無
設備機器/設備状況
単純X線レントゲン、4列マルチスライスCT装置
超音波診断装置、上部消化器内視鏡装置
脳波測定器、血液検査(一部外部委託)
医療相談室(退院支援部署)
理学療法室、作業療法室
心理面談室、心理療法室(プレイルーム等)
研修・認定施設
日本精神神経学会『精神科専門医研修認定施設』
 
精神指定病床:15床

引用;http://matsukaze-hp.com

日頃見慣れていない方は、この情報を見てもピンと来ないかもしれませんが一言でいうと精神科メインの病院です。

その為、事件を起こした患者も精神科の患者である可能性が高いでしょう。

 

精神科患者にはよくあることなのか?という検証

今回の事件のようなことは、精神的患者にはよくあることなのか?という検証をしてみます。

精神科をメインとする病院では、全国で年に数件ほどは患者による事件は起きていて最近では東京の青梅にある精神科病院で患者同士のトラブルで殺人事件に発展するケースがありました。

もちろん、病院も危険度が高い患者は隔離する。

病院内でそのような対応が難しい場合は、対応できる病院に紹介するなどリスク管理を通常しています。

松風病院ではどのように対応していたのでしょうか?

 

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松風病院の緊急時対応マニュアルについて

松風病院の緊急時対応マニュアルについて、次の通り記載がありました。

【危険・不審人物への対応について】
 
 
松風病院 院長
 
 
 安全で質の高い医療を行うには、患者さまと医療機関との相互の信頼関係が大切です。
 
 そのため当院では、下記の行為をされた場合は、診療をお断りする、あるいは院外退去、警察への通報を実施する場合がありますのでご了承下さい。
 
 
  1. 他の患者さまや職員に対する暴言、暴行、威嚇行為、泥酔等の迷惑行為
  2. 指定された場所以外での喫煙
  3. 病院敷地内での器物破損行為
  4. 病院敷地内への危険物(バットやゴルフクラブ等の凶器となり得る物品)の持ち込み
  5. 円滑な診療や業務を妨害する行為
  6. 公序良俗に反する行為

引用;http://matsukaze-hp.com

刃物で切られた看護師は大変な目にあいましたが、予めマニュアルがしっかり定められていたからこそすぐに警察と連携をとることで被害を最小限に抑えられたのかもしれません。

 

世間の声

最後に世間の声をご紹介しましょう。

本当に精神病の急性症状の方は危ない。

病状の変化が激しい、急性期の患者は確かにリスキーな部分があります。

次のようなコメントもありましたが、気持ちとしてはわからないでもないです。

精神病の方に悪いが、隔離していただきたい!人権の問題もあり、隔離の是非、もし隔離するにしても方法についてはデリケートな面があります。

しかし、このような事件を起こす患者は事件にならないまでも看護師に対する暴力などが以前にも行われていた可能性もあるでしょう。

人に危害を与える可能性がある患者に関しては、もう少し病院側がリスク管理をしやすいようにしてあげてもよいのかもしれません。

入院してるくらいだから
責任能力なしで無罪でしょ
日本のこの法律をどうにか変えてほしい
責任能力無し=無罪
なんでだよ?

この方の言うように責任能力がないと判断される可能性も十分にあるでしょう。

今回は死傷者が出さずにすみましたが、確かに死傷者が出ていたとしたら無罪放免では関係者は浮かばれないような気がしました。