今日は帰りも遅くなるし、夕飯の買い物に行く時間がない。できればランチで、安く、野菜をたくさん食べたい。そのような気分で、目当てのお店を目指している中、ある看板を目にしました。
念のため、お店の住所はこちら。
東京都新宿区新宿3-5-3 高山ランド会館6階
目次
サラダもおかわり自由で500円台
ワンコインランチでも、ドリンクとご飯とスープおかわり自由は時々見かけます。サラダもデザートも、おかわり自由でこの値段。本当にあり得るのでしょうか?
中華は油が多く使っていそうだし、カロリーオーバーにならないだろうか?心配しつつも好奇心に負けて入店します。
メニューをみると、看板に書いてあったのと同じ内容が週替わりメニューに書かれていて、裏を見るとレギュラーランチなるものがあるようです。
値段を考えると、断然週替わりランチ。カロリーを考えると、鶏肉が無難であろうと判断して、鶏肉のスパイシー炒めを注文します。
シンプルなおかわりコーナー
ビュッフェコーナーと呼ぶには少し種類が少ないので、おかわりコーナーと呼んでみることにします。
ご飯とスープだけは、隣のテーブルに置かれていますが、それ以外はすべて一つのテーブルの上です。杏仁豆腐に、千切りキャベツメインのサラダ、ドレッシング。
ドレシンッグは、中華ドレッシングと、黄色の入れ物には、白濁色の見慣れない液体が出てきます。食べてみると、胡麻ドレッシングのようで、もともとそういうものなのかはわかりませんが、かなりサラサラしていて食べるまでわかりませんでした。
こちらはザーサイのようです。食べてみるとかなり塩気が強いので、思わずご飯が欲しくなってしまいます。ダイエット中には、危険です。
そして、隣のテーブルのご飯と、スープです。ご飯はダイエット中なので、スルーして取りませんが、スープはたまごスープ。とろみのある優しい味付けで、濃い味が多い中華には相性が良さそうです。
野菜は、ほぼ千切りキャベツと水菜が少し入っているだけ。ドレッシングも2種類なので、飽きそうになりながらも安いから仕方がないと、サラダを食べ進めていると、メインの料理が到着します。
メインの料理は、不味くはないけど
正直、やってしまったと思いました。鶏肉、おもいっきり油で揚げてるじゃん。
頼んだのは自分だし、聞かなかったから仕方がない。選択ミスで高カロリーメニューを選んでしまった自分を悔やみながら、残すのはもったいないので、気持ちを切り替えて久しぶりの唐揚げ風の料理を楽しむことにしました。
唐辛子の辛さは控えめで、後味に山椒の香りが追いかけてきて、爽やかな後味。これなら、揚げ物でもたくさん食べれてしまいそう。最初は、そんな感想した。
しかし、肉が火を入れすぎ。一度、揚げたものを炒めて油に絡めているからなのか、肉が硬く衣も硬くなって、唐揚げのジューシーさはありません。更に、お肉もさほどアツアツではなく、あらかじめたくさん揚げたものを取り置きしていたのかなといった雰囲気です。
味は美味しかっただけに、少し残念です。
一つ気になると、色々なことが気になって来てしまいます。まずは、定員さんが持ってきたご飯なのですが、一口も食べていないのにこの状態です。
ご飯が片側に寄って盛られていて、茶碗のふちに米粒が雑にくっついます。まるで、誰かがつまみ食いをしたように見えてしまいました。つまみ食いしていないのは、見ていましたが持ってくるときに気にならないのかなと少し疑問です。
恐らくほとんど全員が、本場の中国の方とみられる店員さんが接客をしてくださっていました。しかし、あまりこういうお店に行きなれていない私にとっては、少し違和感を感じることが多々ありました。
異文化を感じる接客
まずは来店時、入店には気づいている様子なのに、いらっしゃいませも言われず、こちらからこの席で良いかと尋ねました。そして、こんなに奥行きがある広いお店にも関わらず、なぜか店員さんが入口近くの目立つ席で賄いを食べています。
ちなみにテーブルは、この長いテーブルだけではなく100席近くあるようです。その中で、なぜそこで食べるのか?お店の作りの関係で、客席で食べざる得ないお店も少なくないと思いますが、日本人のお店なら目立たない端の席で食べていることが多いのではないでしょうか。
そして、注文の時も他に接客や料理を運んでいるわけでもないのに、こちらが声をかけても背中越しに返事をするだけで、しばらく経ちませんと注文を取りに来てくれませんでした。常連さんの様子をみると、おかわりコーナーに行くついでにすれ違いざまに定員さんに注文をしています。この店では、これが正解なのかもしれません。
新宿は外国籍の方が多い町ですし、これからますます増えて来るでしょう。それを考えると、我々の感覚を押し付けずにそれぞれの感性の違いを受け入れていかなくてはいけないのかもしれません。
そんなことを考えながら、野菜と鶏肉を食べ進め最後にデザートです。
フルーツいっぱい杏仁豆腐
デザートは、杏仁豆腐1種類です。
意図的にフルーツをたくさん取ったこともありますが、大皿の中でもフルーツが占める割合が他のお店のものより多く感じました。これは嬉しいポイントです。
主役の杏仁は、プリンのようななめらかタイプではなく、寒天のようなプルプルタイプ。味もさっぱりしていて、味の濃い中華の後には、相性抜群。
これを食べないのはもったいないので、予めご飯を少なく盛ってもらって、杏仁を食べる分くらいの糖質を抑えるのが良いでしょう。
食べきってみれば満足
接客や細かなところでは少し厳しいコメントもしてしまいましたが、コスパを考えば味も十分満足できるレベルです。
慣れないうちは違和感を感じることもあるかもしれませんが、アジア国籍と思われる方を中心にリピート客もそれなりにいるように見受けました。
ここのお店に来たときは細かな接客などは考えずに、安い値段で中華のおかずとキャベツのサラダをお腹いっぱい食べる。そんな風に割り切って利用すると悪くないお見せかと思います。
もしかしたら、月末の金欠を凌ぐための救世主になってくれるかもしれません。