吃音は身体的な病ではなく、精神的な病気です。
克服したり症状を和らげるには、感情のコントロール方法を習得するのが王道。
今回は、吃音を克服するための感情のコントロール法について、ご紹介します。
吃音の自分を受け入れて認める
まず、吃音の自分を受け入れて認める。
これがとても重要です。
言われなくても吃音なのは自分が一番よくわかっている。
そう思っている方もいるでしょう。
しかし、受け入れるということはそれだけではありません。
人前でも吃音であることを必要以上に隠そうとしないことです。
これがなぜ重要かというと、吃音であることを周りに隠しているうちは吃音がばれないようにと人前でしゃべるときにどうしても変な緊張感に襲われがちになります。
そうすると精神的に不安定になる。
そして、余計に人前で吃音の症状がでやすくなってしまいます。
ですから、吃音である自分を受け入れることで周りに対しても必要以上に隠そうとしないことが大切です。
吃音だからと言って逃げない
吃音を理由にいやりたいことや、やらなきゃいけないことから逃げていませんか?
それも貴方のメンタルにとって良くありません。
吃音だからと言って逃げないでください。
吃音を理由に逃げてしまうと、貴方はこれまで吃音が出て恥ずかしい思いやつらい経験をした記憶を塗り替えることができなくなってしまいます。
それどころか吃音を理由にたくさんのことを諦めることで、吃音がより恐ろしい存在として貴方の頭の中で定着してしまうでしょう。
ですから吃音が多少出ても良いので、なるべくやりたいことや、やるべきことから逃げずに挑戦し続けることが大切です。
トライ&エラーを繰り返していけば、失敗に対する恐怖心も薄れていきますし吃音が出たとしてもそれほど大きなことと思わなくなっていきます。
完全に治そうとせずゆっくり付き合う
そして、一生懸命な人ほど陥りがちですが、吃音を完全に治そうとは思わない方が良いです。
現在の研究では、吃音に関してハッキリわかっていないことが多く、万人に効果を発揮する治療法も発見されていません。
たまたま自分に合った治療法を見つけることができれば完治する可能性もありますが、治療法を見つけるまで吃音が治らない精神的負担でメンタルがやられてしまいます。
ですから、吃音を焦って完全に治そうとせずゆっくり付き合うくらいの気持ちで向き合うのがオススメです。
そうすることで楽な気持ちで、吃音と向き合えるでしょう。
まとめ
吃音は精神的な病気である為、どのように向き合っていくか感情のコントロール法を身に付けることがとても大切です。
必要以上に吃音を隠したり、吃音だからと言って様々なことを諦める必要もなく、焦って完治を目指す必要はありません。
吃音とゆっくり付き合うくらいの気持ちを持つことが重要です。
そうすれば、自然と吃音の自分を受け入れることができ、吃音でも自分のやりたいことや、成すべきことにトライしようという気持ちになるのではないでしょうか?
貴方はこれからどんなことに挑戦していきたいですか?
私は、それを応援したいと思います。